中学2年生の夏休みの理科の勉強は、中学1年で習った内容と2年生の1学期で習った理科の総復習です。高校入試での理科は、中学1年生から3年生までの全範囲から均等に出ます。中学1年で習った内容も全体の3分の1が出るわけです。
中学1年の理科というと、復習をしなければ入試までにかなり忘れてしまうでしょう。忘れないように、また忘れたものを思い出すために、中学2年生の夏休みや中学3年生の夏休みに総復習をして、記憶を新たにするのです。
総復習は最初からやる必要はありません。物理分野・化学分野・生物分野・地学分野の4つで、苦手な分野から始めると良いでしょう。それでも、どれを一番最初にするかと問われれば、科学分野と答えます。化学分野は、苦手な中学生がとても多く、この分野で差がつくからです。化学が苦手な中学生が多いのは、考え方が難しいからではありません。似たような種類の実験を多くやったり、元素記号、化学式、化学反応式を覚えなければならなかったりと、学習した事柄を整理して暗記することが必要になるからです。夏休みの時間を使って覚えるべき内容を整理して暗記すれば必ずできるようになります。
図や表も使って理解し、一問一答式の問題や総合的な問題を数多く解いてアウトプット学習を心がけて暗記をしていきましょう。