中学1年生の夏休みの数学の勉強は、1学期の復習と2学期の予習を行います。
1学期は正の数・負の数、文字式、そして学校によっては一次方程式を学習しています。いずれも中学3年間の基本となる事柄なので、完璧に身につけましょう。こららの計算問題のルールは、8割ほどは理解しているから大丈夫と思ってはいけません。文章問題はできなくてもとりあえずは構いませんが、計算問題は解き方はきちんと身についてないといけません。
これらの計算問題で、中学校で習う正負の数や文字式や方程式のルールは身についたが、それでも計算でつまずきを見せる人がいます。それはなぜかというと、小学校で習う分数の計算や小数の計算が苦手だからです。
今の時代は、小学校の先生が計算問題の宿題を多く出すことがないので家庭での学習意識が高くない場合、子ども達はほぼ間違いなく計算力不足に陥っています。塾に通ったり、本屋さんで計算力を鍛える問題集を買って初めて計算力不足が解消されます。公立中学校の生徒の半分以上が計算力不足です。ですから、分数の計算や小数の計算が含まれた正負の数の計算、文字式の計算、方程式の計算を多くやりましょう。
文字式では、売買、速さ、長さ、量、時間などを文字式で表す問題もいろいろやります。中学1年生にとっては、ちょっと難しい単元ですが、理解できないとしても暗記してしまいましょう。暗記して、似た問題を何度か解くうち、だんだんと分かってきます。
2学期の予習は比例・反比例までやっておけば大丈夫です。小学生で一度習った内容を中学生用に発展させたものなのでさほど難しくありません。独力でも身につけることができます。