See you againの意味は?と聞かれたら「さようなら」とか「また会おう」とか答える人が多いと思います。学校の帰り、友達とさよならをするときは「See you aagin.」というのが普通で「good-bye」などと同じ意味で使うと覚えている人もいるかと思います。
事実、学校でもそう習った人が多いでしょう.
けれども、その使い方は間違っているのです。「See you again」で「again」は「再び」という意味だし、「See you」は「あなたに会う」という意味だから、再びあなたと会いましょう、また会いたいですねのような意味合いに思えますが、少しばかり違うニュアンスが込められているのです。
それはどういうものかというと、その人としばらく会えそうにないときに使うのが「See you again」なのです。「ここお別れすると、この先何年も会えなくなるだろうし、ひょっとしたら2度と会えなくなるかもしれないけど、いつかまたお会いしたいものです。」というのがこの「See you again.」です。
ですから、明日また学校で会う友達に「See you again.」と言ったら、友達は驚いて「え?転校しちゃうの?もう学校に来ないの?」と尋ねてくるかもしれません。自分がよその町に引っ越しをするので、友達ともう会えなくなってしまうとき(いつかまたどこかで会いたいな)という思いを込めて言う、さよならの挨拶が「See you again.」なのです。
そういった意味で「See you again.」の使い方は、日本語の「お元気で」や「お達者で」が近いかも知れません。
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では「またね」とか「さようなら」とか「また会おう」とかの挨拶、友達同士がさよならをするときの軽い挨拶は何というかというと「See you later.」です。「later」が「あとで」という意味なので「またあとで」と習っている人、覚えている人が多いでしょう。けれども「later」は、「あとで」の意味が薄れています。会うのは数時間後でも、明日でも一週間後でも、確実に再会するのが決まっている場合「See you later.」なのです。確実に再会する場合のさよならが「See you later.」、再会できるかどうかは分からないが、再会を望んでいる場合は「See you again.」になるわけです。
中学校の英語は「See you again.」と「See you later.」の正しい使い方を間違えています。有名な参考書や問題集も間違えているし、学校の教科書準拠の教科書ガイドも間違えています。ネイティブがチェックしているかどうか疑いたくなるような致命的なミスです。
これでは日本人が英語が苦手なのも仕方ありません。こんにちは、さようならというコミュニケーションの基本そのものが大きなミスをしてしまっているのですから。