中学のときは理科が得意だったけれど、高校で理科が苦手になったという人が多くいます。親としては、わが子の将来も考えて、大学は就職に有利な理系学部に進学してほしいけれど、子どもは理数系が苦手なので無理かなと思っている人もけっこういるでしょう。
中学のときに理科が好きだったのに、高校で伸び悩むのはもったいないことです。中学時代に適切な参考書を使って、理科の本質を学習しておけば、高校に行っても理科の学習にさほど苦労しません。高校の理科、物理、化学、地学、生物はどれも皆、中学校で習う理科の本質的なことがらを理解していれば、確実に習得していけるのです。
中学校時代に理科を暗記科目的なやり方で勉強し、重要事項や公式をただ暗記していっただけでは、中学時代は満点をとっていても高校で確実に苦労します。
また、中学生用の理科の参考書やテキストは、暗記に走ったものか、不必要に詳しすぎるものかで両極端なのです。公立高校入試に必要な事柄を分かりやすく丁寧に書いたものがなかなかありません。
そんな中、良書があります。未来を切り開く学力シリーズ理科の心とでも言うべきものが育つ本です。
それは、「未来を切り開く学力シリーズ」の「図でわかる中学理科」です。中学1年生から3年生までの3学年を1分野と2分野の2冊にまとめています。図を用いて分かりやすく説明しています。力や電気などの物理と、大地の変化や天気や天体などの地学の説明は、ほかの本にはないような図解で工夫されています。執筆者はZ会の塾で生徒に教えている講師の方です。
アマゾンの「中学生の理科」のカテゴリでベストセラー1位にもなっています。とてもお勧めです。