私の塾に通う小学生と中学生で、どのような動機で入塾した子が学力を大きく伸ばすのか、その特徴を述べます。
自分から塾に通いたいと言い出した子。塾で何を学びたいか、明確な目的のある子。
たとえば学校の数学が平均点しかとれないからもっと良い点をとりたい、学校の授業で習う内容で分からないところがあるから分かるようになりたい、ワークブックで解けない問題があるから解けるようになりたいなどです。成績の良い子も悪い子も、明確な目的を持っていれば同じように伸びます。塾での学習意欲が高いからです。
逆に、親に塾に行ったら?と言われてやってきた子は伸びるまで時間がかかります。
自分で通う塾を決めた子
塾に通うことを決めると、多くの家庭は複数の塾の体験授業を受けるのですが、子ども自身が通う塾を決めた場合は伸びます。主体的な行動ですし、自分が決めたからには、責任をもって勉強したいという自立的な気持ちが強まるからでしょう。
友達と同じ塾には通いたくないという子
私の塾が小さいのもあるからでしょうが、「友達が通っていないからこの塾を選んだ」という子は多いです。成績が悪いのがばれたくなくて、成績が上がるまでこっそり通いたいようです。また、穴狙い的なものもあるのかもしれません。自分だけが知っている良い塾みたいな感じです。
友達にばれないようにこっそり、できるだけ急いで成績をあげたいという気持ちと、穴場狙いの選択が失敗だなんて思いたくないことの2つでよく勉強するのでしょう。