中学校の教科書の内容を詳しく説明したり、教科書の問題の解答を載せていたりする本として、教科書ガイドというのがあります。英語、数学、理科、社会、国語の各教科について出版されています。
数学、理科、社会、国語につては、持っている必要はないのですが、英語だけはあった方がいいです。できれば音声が録音されたCDも購入しましょう。
中学校の英語の教科書はかなり難しく、ボリュームも多いので普通の公立中学校だと、学校の英語の授業で隅々まで行うのは無理です。省略したり、説明を雑にしたり、宿題で済ませたりする部分も出てきます。
なので、教科書ガイドを用意して、学校の授業ではあまり詳しく触れなかった部分も、家庭で自主的に勉強すると良いです。そして家庭学習で役に立ってくるのが、CDに録音されている音声データです。教科書の音声データを聴いていれば、高校入試のときの英語のリスニング問題も満点をとることができます。
大学進学を考えた場合、英語はダントツで最も重要な科目です。極端な話、英語さえ偏差値70を超えていれば、他の教科は偏差値30代でも、かなり良い大学に進学できます。日本の学校教育は英語に力を入れる方向に向かっているので、英語ができないと、大学進学やその後の就活も厳しくなっていくでしょう。
中学3年間の英語を丁寧に隅々までこなすことが、英語の上達には欠かせないとよく言われますし、その通りです。社会人になってからTOEICの試験を会社で受ける人も大勢いますが、そういった人で英語が苦手な人は、中学校の英語からしっかり復習するように言われます。中学校の英語がしっかりしていれば、英会話の上達も早いとよく言われます。高校の英語は、英語で書かれた、社会科学や自然科学の専門的な本を読んだり、そうした専門的な内容の英文を書くことをめざした学習です。TOEICや英会話の英語は、中学校の英語をしっかり身につけ、その後でたくさんの本を読んで日常的な英語を身につけていこうというスタンスです。
このように、中学校の英語は社会人になってからの英語学習にとても役立つものなので、教科書ガイドを使って教科書の内容を丁寧に学ぶことが、将来
かなり有利になってくるのです。