毎朝起きると歯を磨きますよね。どんなに寝ぼけていても、とりあえず洗面台の前に立って顔を洗い、歯を磨く。漫画が好きな子だったら、毎週月曜には忘れることなく少年ジャンプを買い、水曜日には少年マガジンを買う。特に覚えていなくても、なかば無意識のうちに自然とこうした行動をとってしまう。
これはなぜか?
そのわけは、こうした行動をルーチン化させているからです。ルーチンとは、毎日あるいは毎週、必ず行う決まった仕事のことを言います。毎朝、飼っている牛の世話をしたり、畑の作物に水をやったりするのもルーチンです。毎週、学校の先生が職員室で開いている職員会議なども1つのルーチンです。ルーチン化とは、何かの仕事や作業を「お決まりの習慣的な仕事」にすることです。朝、歯を磨いたり顔を洗ったりするのも毎日の決まった仕事ともいえるのでルーチンと呼べるのです。
勉強も、これらの仕事や習慣のようにルーチン化すればいいのです。毎日、夜8時になったら机に向かって勉強を開始する。慣れないうちは、8時になっても勉強を開始するのを忘れたり、あるいは気づいていながらもサボりたくなったり、9時からでいいやと思ったりですが、習慣となるまで辛抱してがんばって夜8時に机に向かいます。そのうち、朝の歯磨きと同じで夜の8時には自然に机に向かうようになります。8時になっても勉強しないでいると落ち着かない気分になります、こういう状態に持っていくことがルーチン化です。勉強を体が勝手に机に向かってくれるようなルーチンにしてしまえば、勉強は毎日欠かさずできるようになります。