勉強法

アメとムチ

最近読んだ教育関係の本の中に「アメとムチを使って、子どもを勉強させるようにもっていくのはよくない」とありました。例えば「今度のテストで良い点数をとったら何々を買ってあげる」とか「点数が何点以下だったら~禁止」とか、そういったことです。ムチである厳しい罰は子供を萎縮させ、子どもはミスを怖れて、いきいきとした思考の働きがなくなるからです。アメであるご褒美も、子どもは褒美を求めるあまり、学習の途中のプロセスを無視し、結果ばかりを気にして、思考力が育たないという理由です。これは私も賛成です。

一方、自分で自分への褒美を設定して、それに向かって頑張るのは効果があるということもよく聞きます。問題を30問解いたらあのお菓子を食べようとか、そういったささいな褒美、他人からみたらご褒美ともいえないようなちっぽけな褒美を自分で決めて、目的達成に向かって頑張るというものです。

いずれにしても、子どもが勉強を苦行と感じず、学習内容を理解したり覚えられたりできたとき、充実感が味わえるように大人達が配慮することが大切なのでしょう。