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在宅の副業で試験の問題作成や校正をしていました

私は学習塾を経営しているのですが、生徒が少なくて稼ぎが悪かった頃。およそ3年間、在宅の仕事で中学生、高校生、社会人の模擬テストの問題作成や、中学生の学習用のテキストの作成、そしてそれらの校正などの仕事をしていました。作成した教科は8割が国語で、2割が数学でした。

ネットで編集プロダクションを調べ、在宅ワークも可となっているいくつかの会社にスタッフ登録し、そこから仕事を受注しました。

在宅ワークは、他にブログ記事を書くものも行いました。ブログ記事を書く仕事と、試験問題や教材作成の仕事を比べると、試験問題や教材作成の仕事の方が時間あたりで比較して5倍は稼ぐことができました。編集プロダクションは全部で8社に登録しました。仕事が常時発生するわけではないので、たくさんの会社に登録しても仕事がこなしきれないということはありませんでした。

校正の仕事で、しっかりと校正を行わず、漏れがあったりすると、仕事は受注されなくなってしまいます。それで、1日のうちでも、自分の集中力が高い時間帯に校正の仕事を行いました。私の場合は、午前10時頃でした。

国語の試験問題作成については、文章問題の出題文の選定も自分でやらなければなりません。これが一番やっかいでした。というか、この出題文の選定がネックで、試験問題の作成の仕事をやめることにしたのです。

たとえば入社試験や模擬試験や実力テストでの出題文は、過去10年間の中学校と高校の国語の教科書に掲載されたことのない執筆者や作者の書いた文章を使うという制約がありました。受験者全員が平等な条件となるための配慮です。私は地方に住んでおり、県立図書館の蔵書数もかなり少なかったです。試験問題の制作の仕事は、いくつか登録したうちの1つの編集プロダクションがコンスタントに発注してくれたのですが、3年間制作したら、4年目には出題文がなくなってしまい、それで仕事を断ることになりました。教科書で使われていない作家や執筆者の書いた文章という制約が厳しかったのです。都内に住んでいる人ならば、国会図書館からいくらでも探すことができるので、都内住まいを羨ましく思いました。

また、在宅ワークと言っても、打ち合わせに来社できることという条件が定められているところも多かったのも残念です。私は、都内まで特急を使っても2時間はかかります。また電車賃もかなりかかります。それで出社して打ち合わせをする必要のないところのみの登録となりました。

校正の仕方は全く習ったことはありません。日本エディタースクールが出版している『校正記号の使い方―タテ組・ヨコ組・欧文組』という本をamazonで購入しまし、この本の内容の通りに校正をやってうまくいきました。校正のうちでも、簡単な仕事だったのでうまくいったのかなとも思います。最初の仕事のとき、編集プロダクションの人に「何かおかしな点がありましたら、ご指摘ください」とお願いしたのですが、大丈夫でした。

ネットで調べると、パソコン関係の本や何らかの業務関係の本の校正の仕事などは多くあるようなので、それらの分野の知識がある人は仕事の受注も多いと思います。