お笑いコンビの「ロザン」の宇治原さんは京都大学法学部出身です。高校在学中から成績はとてもよく、学年でトップを争う成績をとっていたとか。京大模試で全国第2位になったこともあるし、代々木ゼミナールではゴールドカードを交付されていたそうです。代ゼミのゴールドカードというのは、代ゼミの模試と授業が全て無料で受けられる特待生のようなものです。そして京大には現役合格。地アタマがとてもいいんでしょうね。
こういった人の勉強法は、一般の人には参考になりません。普通の人ができる人の真似をしても成績は上がりません。和田秀樹が勧める勉強法が、とても頭のいい人にしか通じないのと同じです。
でうが何らかの参考にはなると思うので簡単に触れてみたいと思います。
宇治原さんがどんな勉強法で京大に現役合格したのかは、ロザンの相方の菅広文さんが「京大芸人」という本で述べています。
それによると、彼が高校3年生のときの学習計画は以下のようなものとなっています。
4月から6月は受験科目の暗記。
7月から9月は基本問題をこなす
10月から12月は応用問題をこなす
1月から2月は過去問題をこなす。
1月から2月の過去問は京大2次試験の過去問ですね。まずは暗記からというのが素晴らしいです。少ない時間で最大の効果を上げるには、最初に重要なことをしっかり暗記し、こぼれたところを基本問題を通じて埋めていくのが有効ですね。
そして宇治原さんは、各教科の学習スタイルも、暗記にこだわっています。数学は問題の解法を暗記し、英語は英単語だけではなく、教科書や問題集の例文も暗記。社会は教科書を隅々までしっかり読み込むやり方です。文系ですから理科はセンター試験対策のみ。センター試験の理科は出る分野と問題の型が決まっています。それで、理科は、センター用の問題集を繰り返しやったようです。
暗記の方法は音読したり、何度も書いたりとのこと。音読は歩きながらやったようです。頭がいいので、数学でも英語でも理科でも理解はすぐに出来てあとは覚えるという感じで4月から全力で暗記に向かえたのでしょう。
そして、頭のいい人でも、暗記を大切にするというのは参考になりますね。