大学受験

高校3年生は夏休みにセンター試験の過去問を徹底的に行いましょう

高校3年生にとって夏休みは天王山、すなわち受験勉強最大の山場です。1月にセンター入試がありますから、センター試験に向けての勉強は6か月しかありません。試験科目は多いし、勉強すべき範囲も広いので6か月はとても少ないです。高校3年生なら日々の授業や年間行事などもありますからね。
ですから、この夏休み中にセンター試験の過去問にしっかり取り組んで弱点や苦手分野の克服を行いましょう。
難関国公立大学はセンター試験と2次試験の両方があり、センター試験の点数のみで合格不合格が決まるわけではありませんが、センター試験に失敗すると、2次試験で良い点をとれるだけの実力はあっても志望校を1ランクは下げなければならなくなります。地方都市にある国公立大学、いわゆる駅弁大学は、センター試験のみで合格不合格が決まってしまいます。私立大学もセンター試験の点数のみで合格できてしまうところはたくさんあります。
センター試験を制するものが受験を制すなのです。
センター試験は大ざっぱにいうと高校1年生2年生の内容が試験範囲です。理科は生物IIや化学IIや物理IIはセンター試験には科目がありません。数IIICもセンターにはありません。これらは国公立大の理系学部が2次試験で範囲とするものです。あるいは私立大学の理系学部の独自試験です。
それを踏まえれば、国語や英語など学年での線引きが難しい科目も、高1・高2のレベルと内容から出ることがわかります。実際、センターの英語試験で覚えなければならない単語のレベルは高くありません。つまり、高校3年生でも過去問を解き、完璧に仕上げることができる内容のものなのです。

センター試験は問題形式が独特です。特に数学と理科。数学は数IIBが毎年平均点が低いです。内容自体は難しくないのですが、問題量が多く、計算に時間がかかります。時間が足らないのです。この時間が足らないというのはセンター試験全体の傾向で、他には国語や英語も時間との戦いです。ですから、問題慣れをすることもセンター試験には大切なのです。

センター試験の勉強は、まずは過去問をしっかりやりましょう。過去10年分ぐらいはやっておくといいです。間違えた問題は繰り返し解いて、類似の問題が出たときできるようにしておくこと。問題を解いて自分の弱点となる分野が見つかったら、その分野は教科書・参考書・問題集で理解と暗記をしておきましょう。

センター試験は暗記で高得点が狙えます。暗記用のノートも作り、なかなか覚えられないものなどは暗記ノートに書きだして繰り返し見て、暗記しましょう。