高校生の勉強

高校生の夏休みは数学を完成させる

難関の国立大学文系学部や、国立大学理系学部全般、私立大学理系学部などの受験で、数学を受験することになる高校生は、夏休みを利用して数学にしっかりと取り組まなければなりません。
大学入試の試験勉強で最も時間に追われるのが数学だからです。

センター試験の数学は数1Aと数2Bで、高校3年の数3は入ってきませんが、国立大学の2次試験ではしっかりと出題されます。私立大学の理系学部も数3を試験科目にしているところがかなり多いです。
浪人生なら数3は1年以上も前に終わっています。現役の高校生でも中高一貫教育校なら1年前には終わっています。私立高校の場合も、前倒しで夏休み前に数3を終わらせているところもあります。公立高校となるとそうではありません。11月頃まで数3をやっていたりします。これでは浪人生や、中高一貫教育校の現役生に勝てようがありません。

数3を必要とする理系学部志望の高校生は、最悪でも数3を高3の夏休み中に仕上げなければなりません。仕上げるというのは、秋からは過去問に取り組めるレベルまで持っていけるということです。夏休み中にフォーカスゴールドやチャート式シリーズを例題だけでも、独学でもしっかりと解いておくことです。

数3を使わず、2次試験で数学1A2Bのみを使う国立大文系を受験する生徒も、英語に全力投球できるように早め早めに数学をこなしておくことが必要です。

これらのことを考えると、高校2年生の夏休みまでに数2Bを仕上げておくことが重要になります。チャートやフォーカスゴールドを解いたり、一対一演習やチョイス新標準問題集やプラチカをやったりして、自分の実力を実戦的なレベルまでもっていくことが重要です。網羅系参考書なら高3春までに数1Aや数2Bを2週はしておきたちところです。

高校1年生は数1Aを完成させ、数2Bにも部分的に踏み込んでおく。高校2年生は数2Bを完成させ、理系ならば数3に部分的に踏み込んでおく。学校でまだ習ってない、独学でやらねばならないという人は白チャートをお勧めします。白チャートで教科書レベルの確認的なことがらを理解したら黄色チャート、青チャート、フォーカスゴールドなど、自分の実力にあったものをこなしていきましょう。